いいだことぶきの黒幕のすすめ 〜結婚・葬儀の仕事と政治家直伝の処世術と 黒幕のホンネを語ります〜
正直だから損をする!デキル奴や嫌な奴の裏ベネフィットをつかんで人を動かす。ビジネスマンもセレブも学生も、出しゃばらない黒幕として人間関係を乗りきれ!冠婚葬祭の経験と16年間市長を務めた父親直伝の技で磨いた世渡り術と、黒幕のホンネをご紹介します。
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DATE: 2009/05/02(土)   CATEGORY: 二枚舌活用法
葬儀の埋め立てゴミ化
こんにちは、いいだことぶきです。


4月を終えて5月になりました。
4月の前半はあたたかかったものの、後半に入って突然寒さが戻ってきました。

一度ゆるんだ気候がきゅっと締まると、お葬式は増えます。
うちの地元も同じ。

ところで、お葬式って、なぜやるのでしょうか?


「人が死んだのだから、きちんと供養するのは当然。」


この考え方は、10年前なら一番正しい答えと言い切れたと思いますが、
現在では、沢山ある理由の一つにしかすぎません。

「やらなくてもいい」
「お金がかかるからどうかと思うよ」
「死人に口なし。なんでやるんだ?」
「とりあえずお義理を返していただける参列者がいるから。」


葬儀だけにネガティブな答えが多そうです。

ことぶきもこの仕事をしながら、あまりにも世の中の様子が変わり、葬儀以上に「人の死」に対する考え方が変わってきたことに、驚いています。

世の中の変化とともに、うちの会社が葬儀を行う意義を、
ここ1〜2か月、ずっと考えていました。


お葬儀に参列される人、会葬者の人数の変化は、わずか10年で大きく変わりました。

長野県I田市では
10年前の平均会葬者数 250名〜300名

現在の平均会葬者数  200名未満

兵庫県神戸市のある葬儀社では、
年間1000件以上の葬儀を扱っていますが、
現在の平均会葬者数が50名未満。
30名程度のご身内だけで行う小規模の葬儀が、9割以上を占めるそうです。

神戸は大震災の後遺症として、コミュニティーの崩壊が起こっているため、
東京以上に「葬儀は他人事」となってしまっています。
神戸のケースは特殊ではあるものの、
東京など都市部では、病院や施設でお亡くなりになった後、直接火葬場へ送るケースも出てきています。



現在の人間の死は、まるで
月数回、定期的に回収される埋め立てゴミと同じレベルにまで落ちてしまいました。


「おじいさんの親しい人は、みんないなくなってしまったから。」
「おばあさんは、施設に引っ越してきて、友人知人はどこにもいないから。」


そう言う理由で、埋め立てゴミと同じように扱われる。


あなたもことぶきも、誰もがみな老いてゆき、おじいさん、おばあさんになる。
そして、死を迎える。


そう考えると、この理由は、あなたにも利用される言い訳なのです。



その一方、最近はこういうことができる人もいます。

思い出のおもちゃを、
引っ越しの時に持っていくことができず、やむを得ずフリーマーケットで売る。
着られなくなったお気に入りの服を、
いとこにあげる。

思い出・愛着を、次の人にバトンタッチすることで、安心して手放すことができる。


お葬式も、その人に対する思い出・愛着を安心して手放すための
「心のエコロジー」ではないでしょうか。


亡くなった人に対して、その人の死を惜しんでお葬儀に来る人が、たった一人でもいれば、
その人の「心のエコロジー」のために葬儀を行うべきだと、ことぶきは考えます。



○    ○    ○


昨日、事件が起きました。
側溝の脇に落ちていたゴミを拾うつもりが、胸ポケットに入れていたメガネを落としてしまい、
なんと側溝の網にも引っ掛かることなく、音もなく流れていってしまいました。
会社から長靴を借りてその溝に足を入れた瞬間、
くるぶしあたりから、気持ちの良い冷気が・・・。
靴下はずぶぬれ、メガネは流す。

ゴールデンウィーク関係なしで働く社員に、一息つける格好のネタを提供できた価値、

プライスレス。

と、自分で自分を慰めてみました…。


それではまた、いいだことぶきでした。
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